航空マイルはフライトでたまるもので、普段飛行機を使わない人は無縁のものでした。
しかし現在は、フライトをしなくてもマイルを貯めることができるようになっています。
クレジットカードを使えば、ショッピングでマイルを貯めることができるのです。
それほど飛行機に乗らない人でも、マイルのみで旅行ができてしまうこともあるくらいです。
クレジットカードでマイルを貯めている人は、「陸マイラー」とも呼ばれています。

航空マイルはいくつかあるのですが、日本で一番会員数が多いのがANAマイレージクラブです。
ANAマイルを貯めやすいのが、ANAカードです。
ANAと各クレジットカード会社が提携発行をしており、ANAマイルが一番貯めやすいと言えるでしょう。

ANAカードには一般カード、ワイドカード、ワイドゴールドカード、プレミアムカードなどのランクがあり、学生用、10代~20代向けのZEROもあります。
ANAカードのランクにより入会、継続マイル、ボーナスマイルなどの付与数が変わってきます。
また旅行保険やショッピング保険の補償内容や、優待特典なども違ってきます。
学生用やZEROは年会費が無料になるなどの優待があります。

ANAカードで、まず持ちたいのは一般カードでしょう。
スタンダードなANAカードとなり、年会費は2,000円(税別)~と、初心者でも持ちやすい金額です。

クレジットカードでマイルを貯めるには、クレジットカードでたまったポイントをANAマイルに移行しなければなりません。
通常のクレジットカードだと、マイルに移行すると還元率が下がってしまうことがほとんどです。
1,000マイル→500マイルなどとポイントが半減してしまうのです。
還元率1.0%のクレジットカードでも、還元率が0.5%以下になってしまうことは珍しくありません。
しかしANAカードであれば、高い還元レートでクレジットカードポイントをマイルに移行することが可能になります。
そしてANAカードマイルプラス加盟店では、ダイレクトにマイルを貯めることもできます。

またANAカードではフライトでもマイルをためやすくなります。
一般カードでも+10%の区間マイルを獲得できますので、通常のフライトよりもよりマイルを多く獲得できるのです。

まずはANAカード一般を発行し、マイルを貯めてみてください。
一般カードの使い方に慣れたら、ゴールドカードやプレミアムカードなどにランクアップさせるのが良いでしょう。

■ANAカード一般の基本的な機能

ANAカード一般は、いくつかのクレジットカード会社と提携発行されています。
発行元に異なる部分もありますが、基本的なサービスは同じとなっています。

・年会費
本会員2,000円、家族会員1,000円(税別)。

・ボーナスマイル
入会時と継続時は1,000マイル、区間ボーナスは+10%。
継続ボーナスはANAカードを持っているだけで、獲得することができます。
ボーナスを考えると、年会費は1,000円程度になると思って良いでしょう。
JALカードは初回フライト時に継続ボーナスが付与されますので、年に1度も搭乗がないとボーナスマイルを獲得することはできません。
ANAカード一般は搭乗の有無にかかわらず継続ボーナスが付与されますので、普段あまりフライトをしない方にもおすすめです。

・ポイントシステム
ポイントサービスは発行するクレジットカード会社により異なりますが、ANAカード一般のポイント還元率は0.5%に程度になっています。
クレジットカードでたまったポイントは、1ポイント→5マイル、1ポイント→10マイルといったコースでマイルへの移行が可能です。
10マイルコースは移行手数料が必要となり(5マイルコースは無料)、年間5,000円~6,000円(税別)が必要となります。
さらに日本全国にあるANAカードマイルプラス加盟店でANAカード一般を利用すると、100円~200円に1マイルが獲得できます。
ダイレクトにマイルがたまりますので、移行をする手間などは不要となります。

・割引サービス
ANA空港免税店5%オフ、ANA機内販売10%オフ、空港内店舗ANA FESTA10%オフ、ANAツアー旅行商品5%オフ、ANAショッピングサイトA-style5%オフ、ANA提携ホテルでの宿泊割引、成田空港駐車場割引、ANAビジネス公開講座受講料割引、レンタカー割引などがあります。
ANAカード一般はANAグループでの割引が多々あり、持っているとお得です。

・フライトでのサービス
ANAカーど会員のみを対象とした割引航空券、「ビジネスきっぷ」の利用ができます。
割引率は最大で40%以上にもなり、普段使いにおすすめです。
当日の予約や変更も可能となっているので、急な出張などにも対応ができます。
またANA航空券をスムーズに予約できるサービスもあります。
ANAカード一般のカード番号を予約時に伝えることで、スピーディに予約ができるようになります。

■ANAカード一般の種類と特徴

ANAカード一般は、いくつかの種類が発行されています。

・ANA VISA 一般カード
・ANAマスター一般カード
三井住友VISAカードが発行する、ANAカード一般です。
iD、楽天Edyが搭載されており、少額の決済をしやすくなっています。
10マイルコースの移行手数料は年間6,000円(税別)。

・ANA JCB一般カード
JCBカードが発行するANA一般カードです。
QUICPay、楽天Edyが利用できます。
10マイルコースの移行手数料は年間5,000円(税別)。
三井住友VISAカード発行のANAカード一般より、1,000円ほど低くなっています。

・ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
三井住友VISAカードとTOKYU ClubQカードが提携発行している、ANAカード一般です。
PASMOが付帯しており、オートチャージや定期券として使うことも可能。
フライトだけでなく、電車でもお得に使えるANAカード一般と言えるでしょう。
また東急グループでの利用時は、三井住友VISAカードのポイント「ワールドプレミアム」だけでなく、東急ポイントも付与されます。
最大10%の東急ポイントを獲得できる可能性もあるので、東急百貨店など東急グループを利用する方にはおすすめです。
東急ポイントとマイルは相互交換も可能です。
10マイルコースの移行手数料は年間6,000円(税別)。

・ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
JCBカードとTo Me CARDが提携発行している、ANAカード一般です。
PASMOが付帯しており、オートチャージや定期券としての利用もできます。
また東京メトロの乗車時やTo Me CARDの提携店では、メトロポイントも獲得できます。
JCBカードのポイントOkiDokiポイント、ANAマイル、そしてメトロポイントと、3つのポイントを獲得できるのが特徴です。
メトロポイントとマイルは相互交換が可能です。
10マイルコースの移行手数料は年間5,000円(税別)。

・ANA VISA Suicaカード
三井住友VISAカードとビューカードが提携発行している、ANAカード一般です。
Suicaが付帯しており、オートチャージにも対応しています。
OkiDokiポイントはマイルだけでなく、Suicaに交換することも可能です。
モバイルSuicaでは当面年会費が無料になるサービスもあります。
10マイルコースの移行手数料は年間6,000円(税別)

■ANAカード一般の海外旅行保険

ANAカード一般には、海外旅行保険が付帯しています。
最高1,000万円の補償となり、自動付帯となります。
利用付帯の旅行保険はANAカード一般で旅行代金を支払わないと、補償を受けることができません。
海外で万が一のことがあっても、全く補償がされないのです。
せっかく旅行保険が付帯するクレジットカードを持っていても、意味がないことになってしまうでしょう。
しかし自動付帯であれば、ANAカード一般を持っているだけで、何かあった時は補償をしてもらえます。
持っているだけで安心ができるので、利用付帯よりも自動付帯の方がおすすめとなります。

ANAカード一般の海外旅行保険は自動付帯なので、旅行や出張のさいは安心できるクレジットカードと言えます。
ただANAカード一般があれば、これで十分!というわけではないので注意をした方が良いでしょう。

ANAカード一般の海外旅行保険の最高1,000万円という金額は、死亡や後遺障害児の補償額です。
傷害や疾病時の補償は、付帯していないのです。
渡航時によるトラブルで海外旅行保険を利用するケースは、ほとんどが傷害や疾病時の補償です。
海外で病院にかかってしまうと、多額の治療費が請求されます。
日本の病院なら保険が適用となりますので、3割程度負担をすれば良いですよね。
しかし海外では全額負担となりますので、ちょっと治療をしただけで何十万円、何百万円の請求をされてしまうのです。
盲腸程度の手術でも、200万円くらいはかかってしまうのだとか。
それを全額負担するのは大変ですよね。
かといって病気やケガをしているのに、海外では病院にかからない!というわけにもいきません。
なのでクレジットカードの保険は、傷害や疾病の補償がある方が良いのです。

海外に行くときはANAカード一般の海外保険は、あまり役に立たないとも言えます。
海外旅行保険が利用付帯となるANAアメリカンエクスプレスカード、自動付帯となるANAワイドカード、ANAワイドゴールド、ANAプレミアムカードなどの方がおすすめです。
自動付帯ですと最高5,000万円~1億円の補償金額となり、傷害・疾病補償も150万~300万円となり安心を得ることができるでしょう。
傷害や疾病もしっかり補償されるANAカードであれば、渡航時ごとに傷害保険に加入しなくてもよくなります。
保険掛金を支払わなくても良いので、旅行代金の節約にもなります。
海外旅行保険は、補償内容もしっかり確認しておきましょう。

■ANAカード一般は審査に通りやすい?

クレジットカードを発行するときに、重要となるのが審査基準です。
ANAカード一般の審査基準は、18歳以上で安定した収入があれば発行ができます。
本人に収入がなくても配偶者に安定収入があれば良いので、専業主婦でも発行可能です。
ただ学生は不可となっていますので、学生はANAカード一般ではなく学生用に申込みをしてください。

ANAカード一般は、審査基準を見るとそれほど審査が難しいクレジットカードではないと思われます。
年収や雇用形態などの条件が記されているわけではありませんし、審査が厳しくて無理…ということは少ないでしょう。

ただANA一般カードの、審査に落ちてしまうケースもあります。

・安定した収入がない
安定した収入がないと、ANAカード一般は審査に落ちてしまいます。
ここで勘違いをして欲しくないのが、年収が高い=安定した収入ではないことです。
年収が高くても収入があるのが年に3回くらい…というなら、安定した収入とはいえません。
また無職はANAカード一般の審査通過は難しいでしょう。
無職でも発行できるのは、配偶者に安定収入がある専業主婦くらいです。

・クレヒスに問題がある
ANAカード一般の審査では、クレヒスを必ずチェックされます。
クレヒスに延滞や滞納、債務整理、自己破産などの問題があると、審査に通ることはできません。
クレヒスに問題があるとANAカード一般だけでなく、どのようなクレジットカードの発行も難しくなってしまいます。
延滞や滞納などを起こさないように、クレジットカードなどを使うことは重要です。

・連絡が付かない
ANAカード一般は、電話連絡が付かない人は審査に落ちてしまうでしょう。
連絡がつかない状態だと、貸し倒れリスクが高まるためです。
クレジットカードを目いっぱい使い、姿をくらませられたら返済してもらうことができません。
いつでも連絡を付けることができる、電話番号が必要となるのです。
携帯電話のみでも良いですが、あるなら固定電話の番号も申込時に申請しておきましょう。
その方が審査は有利に進みます。

ANAカード一般の審査は、ANAではなく発行するクレジットカード会社が行っています。
発行元により、若干ですが審査結果に差があるかもしれません。
発行元のクレジットカードを普段使っており、利用状況が良ければANAカード一般も発行されやすいと思われます。
逆に利用状況が良くなければ、ANAカード一般の審査には落ちやすくなってしまうでしょう。